ふと……
小学生の頃の
授業参観を
思い出した。
自分が生まれた時の事を
作文にして
発表しましょう。
幼いながらに
両親が
どれだけの心配をして
どれだけの愛情を注ぎながら
まだ見ぬ
我が子と
対面する事
待ち望んでいたのか？
号泣しながら
作文を
読んだ事を
思い出した。
姉とよく
ケンカ
した。
「お姉ちゃんじゃなくて
違うお姉ちゃんが良かったわ。」
と言うと
姉が
「お姉ちゃんが生きてたら
あんたなんか
いいひんかったわ」
その言葉で
意気消沈……
今日36回忌。
……私の部屋に
ハエが
いる…………。
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